この国の法律や司法は善良な一般市民を守ってはくれません。 裁判員制度が始まります。何もやっていないのに罪に問われる人を一人でも多く救ってください。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今回私は車を運転中渋滞に巻き込まれたため、飲料水を買うために路地裏にクルマを停め今回の犯行の現場とされた道路を通りかかりました。その日は雨が降っており、片手に傘、片手にはカバンを持っており両手はふさがっておりました。そのまま路地裏を通りに面する道路まで歩いていたところ、後ろから来た人物(おそらくその学校の先生)から呼び止められ、何ですか?と問答していたところさらに駆けつけた人物(これもおそらく学校の先生)にちょっと来いと。最初は言いがかりを付けられているのかと思い怖かったので、何ですか?すいませんと答えていたのですが、とにかくついて来いというので恐る恐る後についていくと、30メートルは離れているであろう校舎から覗く生徒に向かって「コイツか?」と叫んで聞いていて、どうやら生徒たちも「間違いない」と答えていたようです。

私は集団に恐喝を受けているのではないと安心する一方、何か変な事件に巻き込まれているのではとも考えましたが、「私は知りません、何ですか?関係ありません」と答えても、彼らは「とにかく警察を呼んだからそちらで話をしてください」と言い、そのときはこれが<私人による現行犯逮捕>になるとも思っていなかったので、話をすればわかると考え、素直に応じることにしました。しかし、警察に連れて行かれた私は、既に逮捕された犯罪者であり、私の主張は一切聞いてはいただけません。30℃を超えるような取調室で水も与えられず、延々とオマエがやったと言われ、否認すると机を叩く蹴るの行為で威嚇され、激しく言葉で恫喝され、それならオマエの言う事も聞いてやろうと言われ、「だから私はやっていません」と言うや否や、「ふざけとったら承知せんぞ」と。その繰り返しがどれくらい続いたかはわかりません。

冤罪に至る経緯2
 に続く
冤罪の被害を受けて
 に戻る
スポンサーサイト
冤罪に至る経緯1 に戻る

1時間くらい経ったとき、自宅に連絡だけでもして欲しいと願い出た時も、「ダメや」で済まされ、後から思えば、弁護士などを呼ばれることで話が長引く事を避けたかったのではないか(冤罪の著書を見ると、同じような警察の取調べ手法が書いてありました)と。結局翌日、法務局に行って帰ってくるまで、自宅には連絡していただけませんでした。

暑い部屋で、こちらの言う事を全く聞いてもらえる望みもない状況で、「こんな事件、素直に本当のことを言ってくれたら、こっちも悪いようにはせんから、でも否認続けるんやたらこっちも性根いれて何ヶ月でもやったるから覚悟せえよ」と。何時間このようなやったやっていないの押し問答が繰り返されたかはわかりません。「悪いようにはせん」という言葉が私の心にどう響いたのかはわかりませんが、もしかしたら初犯だし素直に反省して謝れば起訴されずに注意だけで済むのではないか、そういう期待感を持つくらいしかなかったのだと思います。相当に怖かったですから。殴られると何度思ったことか。実際、留置場に入れられたとき、同室の人の第一声が「何やったん?」と「殴られた?」でしたから。

冤罪に至る経緯3
 に続く
冤罪に至る経緯2 に戻る

取調べの際、どうしてもおかしい点がいくつかありました。「オマエは先週も同じ場所で同じ事をしていたんや初めてやないやろ、もう何回もやっていると言っていたぞ」と。私がその場所を歩いたのは初めてですし、先週はその時間にその場所に絶対にいないことが簡単に証明できることを何度も説明したら、このことは不問にされ、それでも「今回オマエがやったんや」と、その話はなかったことにされてしまいました。納得はいきませんでしたが、それをさらに突っ込む勇気など出るはずもありませんでした。

時々優しい刑事さんと交代されるのも、よく使われる手のようですが、私は既にこの環境に耐えられなくなっていたのか、自分で思っていたよりもあっさりと犯行を認めたようです。供述書(自白)は刑事さんの言うままに、私が「そうです」と繰り返す事で順調に作成されました。犯行のことなど当然やっていないからわからないわけですが、自白を始めると紳士的になった刑事さんの作文に合わせ、よほど自分の妻や子供が侮辱されるよう文言を除いては、私は「はい」「そうだと思います」と返事を繰り返しました。

冤罪に至る経緯4
 に続く
冤罪に至る経緯3 に戻る

この時私は、早くこの場から逃れたい一心だけでした。弁護士さんを呼びたいとも思いましたが、呼んでどうなる?自分は既に捕まっているし、他に第3者の目撃者もいない、おまけにそんなことをして取調べが長引いたら、仕事に影響するし、自宅や職場にも迷惑や心配をかけると。そんなことを考えれば、もしかしたら厳重注意、起訴猶予になればこんなにありがたいことはないと。
その日、取調べが終わり、釈放されるのを期待した私でしたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。指紋を取られ手錠をかけられ、自分はもう犯罪者になっているんだと実感が重くのしかかりましたが、それ以上に、あの苦しい取調べから逃れられるならこれでいいかと。

冤罪に至る経緯5
 に続く
冤罪に至る経緯4 に戻る

これは取り調べもひと段落ついて刑事さんが言ったことです。
「犯行があってから20分以上経つのに何故戻ってきたの?。」
これが事実なら、私は20分前にはスーパーの本屋に立ち寄っていたので防犯カメラでも見れば私の無実は証明されるのではとも一瞬考えましたが、もうあの恐ろしい取調べに逆戻りになるような発言は出来ませんでした。(後で弁護士に相談したところ、個人の無実を証明するために、店が防犯カメラの画像を証拠を貸してくれる事は稀だそうです)。
証拠写真を撮る際には、「器用やな。どうやって事をしていたんや」と。当時前述したとおり、雨で片手に傘、片手に手提げカバン姿の私ですから、自慰の行為をしたとされる両手が完全に塞がっております。確か無理に傘を首に挟んで写真を撮られたのではと思います。刑事から見ても明らかに不自然に思われるような体勢だったはずです。

他には、取調べの際、「オマエが犯人に間違いない、女子高生もオマエの顔をはっきり見ていて間違いないと言っている」と。でも私はたまたまその現場を通りがかっただけで、傘をさしているし、わざわざその校舎の窓の方を見上げた覚えもないし、実際に間違いないと判定されたのは、校舎から30メートルは離れている顔など判別もできない道路上だったにも拘らずです。背格好や風貌はともかく、顔を彼女たちと合わした面識はありませんし、第一、犯人も傘をさしていたのでしょうから、顔などわかるのでしょうか?。

冤罪に至る経緯6
 に続く
冤罪に至る経緯5 に戻る

そういった矛盾点はおそらく証拠にはなりえないこと、もう厳しい取り調べには戻りたくなかったこと、そういうことを妙に冷静に考えると、自分にできることは、とにかく早くここから出たいという願望しかありませんでしたし、自白という名の刑事の作文に応じてからは、刑事さんも非常に紳士的な対応をしてくださり、気分はもうすっかり犯人でいいかという気分でした。法務局の検察官に「これは事実と間違いありませんか」と聞かれたとき、違う!と叫びたい気は山々でしたが、それを言えば、またあの状態に戻る、もしかしたら被疑者を平気で殴るような取調べ刑事に代えられるかもしれないと思うと、「はい間違いありません。」としか言えませんでした。手錠もかけられ、私は既に立派な犯罪者なのですから。略式裁判で、裁判官にも会いましたが、形式だけですし、こんなことよりもこれに「はい」と答えれば釈放されるという嬉しさしか私にはありませんでした。

罪を認め、無事に釈放され、私がお願いした身元引き受け人である妻に2日ぶりに会いました。私はやっていないけれど捕まってしまった、有罪になってしまったと話しました。妻はやっていないのにどうしてそういわなかったと涙してくれましたが、私がただひたすらに怖かったこと、何もこちらの言い分は聞いてはもらえなかったこと、刑事さんがマスコミや職場にも報告などせずいろいろと配慮してくれたことなどを話すと、私の体の事を気遣ってくれました。

冤罪に至る経緯7
 に続く
冤罪に至る経緯6 に戻る

その後、もう早くこのことは忘れたい私と、何か手は打てないのかと考える妻と2人で相談した結果、弁護士さんに相談に行く事にしました。(この時の相談の内容もこういった文書にして持っていきましたが、弁護士さんも文書の受け取りを拒否されましたし、もう思い出すこともないと思い、相談後即消去しました)
相談した結論から申せば、私は冤罪で前科持ちになってしまったわけだけれど、法律的にはどうしようもできないことを説明を受けて納得しました。
1、利害関係のない第3者が私を犯人と断定していて、それ以外に証拠もなければ目撃者もいない場合、私の言い分は何一つ通る可能性がないこと。
2、名誉毀損などで訴えてもまず無理である事。
3、略式起訴であっても正式な裁判であり、私が自白している調書がありそれが唯一の証拠となり、それを私が事実に間違いないとして刑を受けているならば、控訴して裁判をやったとしても自白証拠を大逆転する事実でもない限り、無罪にはならないこと。
4、真犯人がもし見つかったとしても、この程度の事件の場合、警察から謝罪も含めそういう事実が私に連絡されることは絶対にないこと。
5、現に、一切情報が公示されておらず、有罪になったことは大変重い事実であるものの、被害は最小限であり、裁判を控訴すれば、事が明らかになるわけで、私にとってあまりメリットがあるとは思えないこと。

要するにどうしようもありませんと弁護士さんから説明を受けました。

事件があってから既に1年以上経過しました。さらに後日談に続きます。近日アップします。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。